物語が好きです
こんにちは、タケダです。
皆さま、いかがお過ごしでしょうか。
わたしは、夏休みがおわって仕事をがんばっています。ダイエットも引き続きがんばっています。夏生まれなので、夏はわりと元気です。寒くなる前にもうひと頑張りしていきたいなあ、というところです。
さて、夏休みは本をたくさん読みました。ふだんはどうしてもビジネス系の本が多くなってしまうので、久しぶりにのんびり小説を読みました。いつもは小説といえば大好きな森博嗣さんの作品くらいなので、せっかくなので他の作家さんの作品も読んでみよう週間です。
この夏に読んだ中では、柚木麻子さんの「ナイルパーチの女子会」がとても面白かったです。
タイトルの通り女性がたくさん登場するお話です。いろいろな悩みとか、コンプレックスとか、もやもやしたものをみんなもっていて、それを持て余して他人にひどいことをしてしまったり、気づかないうちにストーカーみたいになってしまったり。
みんな紙一重のところで生きていて、ちょっとしたきっかけでそのバランスが崩れてしまったりして、わかるなあ、そうだよなあ、という気持ちになりました。
子どものころは本といえば小説だったのに、大人になるとどうも気が付くと小難しい本ばかりになりがちです。けれど、やっぱり小説っていいなあ、と思います。
自分ではいろいろなことを経験しているつもりでも、どうしたって人ひとりが見たり聞いたりなにかできることなんて限られています。なにか新しいものに出会ったとき、自分が経験してきたことだけで対処しようとしても、難しい。そんなときは、想像力をがんばってはたらかせて、なんとかするしかありません。
小説を読んで、いろいろな人の人生とか、体験とかを追っていくことで、そういう想像力がうまく使えるようになるんじゃないかなあ、という気がしています。
これからはもうちょっと小説を読む時間も増やしていきたいなあ、と思った夏休みでした。