いろいろ考えるブログ

株式会社ベンチャーネットでいろいろ担当しているタケダがいろいろ考えるブログです。

ぐらんぐらん

こんにちは、タケダです。

皆さま、いかがお過ごしでしょうか。

私はもう完全に冬モードです。こたつとお布団以外の場所に存在したくありません。今もお布団の中でこのブログを書いています。部屋ではデロンギのヒーターも稼働させはじめました。空気があったかくなると幸せです。早く春にならないかなあ。でも春は花粉症なんだよなあ。

 

さて、先日野球の大谷選手についてテレビで取り上げられているのを見ました。子どものころから大リーガーになることを目標に野球も英語も努力していて、着実に一歩一歩目標に向かって歩みを進めてきた、というようなお話でした。子どもの頃に掲げた目標に向かって、ブレずに一直線に進んできた、ということが話の主題だったようです。

 

今までにも大谷選手の話はメディアで耳にしたことがありますが、なんというかもう「すごいなあ」の一言しかでてきません。体型がキャプテン翼の翼君みたいだ、という話をネットで見かけますが、もはや体型どころかすべてが物語の主人公のようです。

 

目標に向かってブレずに一直線、というのもなかなかマネできるものではありません。自分自身のことを振り返ってみても、もうぐらんぐらんに揺らいでいます。そもそも目標なんて心に決めたことがあっただろうか?という疑問すらわいてきます。そのときどきで、こうなりたいなあ、みたいなぼんやりした姿はあったような気もします。まあこんな状態だからぐらんぐらんなんでしょう。

 

けれどぐらんぐらんに揺れながら進むのが悪いことかというと、必ずしもそうではないような気もします。まっすぐに進むのが最短距離でしょうし、ブレずに取り組めるような目標が心に決まっているのは素晴らしいことだと思いますが、誰しもそう綺麗にはいきません。

 

寄り道の楽しさというのは、やはり子どものころから変わらないものです。私は方向音痴なので、ふらっと寄り道をしては道に迷うということが多くありましたが、それもまた一つの楽しみです。(最近はGoogleマップのおかげでそんなこともあまりなくなりましたが)寄り道をした途中で熱中できる何かが見つかるかもしれないし、自分の意外な一面に気付けたりするかもしれません。

 

もちろん、寄り道をしているあいだに失ってしまうものもあると思います。けれど、本当にそれが自分に必要なものだったとしたら、またきっとどこか別のところに寄り道をしているあいだにふっと手に入ったりするんじゃないかなあと思ったりもします。

 

大谷選手のようにまっすぐに進める人なんてきっとごく少数で、だからこそ物語になるわけです。それならば、無理にまっすぐ進もうとするよりも、ぐらんぐらんの人生を楽しめることができれば十分なのではないかなあと思います。